「西部の顔役(1942)」のストーリー

ゴールド・ラッシュ時代の西部サクラメントへ新生活を求めてやってきたボストン男トム・クレイグ(ジョン・ウェイン)は町のボス、ブリット(アルバート・デッカー)の婚約者で歌手のレイシー(ビニー・バーンズ)と親しくなった。それを知ったブリットは薬店を開こうとするトムの計画を妨害したがレイシーがトムに店を提供し共同経営を始めることになった。無益の争いを好まぬトムはレイシーと係わり合うことを避けるようになっていったが、ブリットの財産の出所が牧場に対する不当な課税によるものであることを知って牧童たちに暴動を起こすことをすすめた。ブリットは報復手段としてトムが調合する薬の中に毒薬を混入し、トムを罪に陥れようとした。激昂した町の人たちがトムをリンチにかけようとしたとき近くの土地に金が出たというニュースが伝わり人々はリンチを忘れて飛び出していった。すでにブリットとの婚約を解消したレイシーも金のでた土地へ行ったが、そこでは悪性の伝染病が発生していた。レイシーから知らせをうけたトムは薬品を列車に積んで出発した。ブリットは途中で薬品を奪おうとしたがトムの機転で不成功に終わり、かねて仲の悪かった弟のジョーに殺された。ブリットは死ぬ間際、毒薬事件はトムの責任ではないことを明かし彼の無実を証言して息絶えた。

今日は映画何の日?

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