「性の目覚め」のストーリー

カナダの北西部の人煙稀薄、警察制度が未だ整わず僅に騎馬警官隊によって秩序が保たれていた当時の物語。タマラック木材会社に雇われていた杣のバプティストは内縁の妻メリーを殴打死に至らしめ逃走して山中に隠れていたが、彼の罪を知るヂウヴヌという巡察兵を認めて射殺した。この事件探査のため敏腕家のトーマス・オブリエンが派遣されて来た。酒類を密輸入している木こり仲間のジョーの娘ナネットはバプティストがヂウヴヌを殺したのは彼が酒密輸入の発覚を恐れてなした業と思い、彼を追っていたが、ついにトーマスの心に動かされバブティストの隠れ場所に彼を案内し応援して、さしもの兇漢を捕えさせた。トーマスは満期除隊になったなら迎えに来ると約して去る。野育ちナネットもやはり恋知る乙女であった。