「スピードに命を賭ける男」のストーリー

もとバス運転手ジーノ(カーク・ダグラス)と相棒のピエロは自 製の競争用自動車でナポリのグラン・プリ・オートレイスに参加した。このレイスには自動車工場の支配人マリオに雇われているデッローロ(ギルバート・ローランド)やカルロスなど各地から一流レイサーが集まっていた。最初のレイスでジーノは犬をよけようとして塀に衝突、車を滅茶滅茶にしてしまったが、犬の持主でバレエ・ダンサーのニコオル(ベラ・ダーヴィ)と親しくなり、ニコオルはモンテカルロのカジノでもうけた金で車を買い、ジーノに贈った。ジーノはこの車で出場したレイスでデッローロを破り、腕をみとめられてマリオに補欠選手として雇われた。そして各地のレイスに参加し、ついにイタリア・グラン・プリ・レイス出場の機会を掴んだが、このレイスで彼は不幸車をこわし、左脚を折った。しかし、恢復後は不自由な脚にもかかわらずガムシャラに一流選手にのし上った。あるレイスで少しの差でジーノに敗れたフランスの選手ミシェルはニコオルに恋するようになった。カルロスの引退レイスが行われたとき、ジーノは事前の話し合いを無視してカルロスを妨害し、1着を狙ったが、ミシェルが1着、彼は3着に落ち、このため彼はニコオルを失ったばかりかカルロスやデッローロの友情をも失った。その後ジーノは出場毎に調子悪く、パリに姿を消してニコオルとヨリを戻そうとしたが、彼女はミシェルを愛しているといって拒んだ。やけになったジーノはイタリア・グラン・プリ・レイスに再び出場することになっていたが、このレイスにはミシェル、デッローロも参加しており、ピエロから知らされてニコオルも心配してレイスを見に来た。レイスがあと5周でゴールとなったとき、デッローロの車が転覆した。これを見たジーノは車の下からデッローロを救い出した。そして観客席のニコオルに手をふって、マリオがレイスを断念しろというのもきかず、ミシェルの車を追うのだった。

今日は映画何の日?

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