「スーザンの恋」のストーリー

南米チリの鉱山師として長年勤務したロジャー・スレードは妻のリーア(ドロシ・マクガイア)、娘スーザン(コニー・スティーヴンス)と故国カリフォルニアへ帰ることになった。途中汽船で一家は登山家コン・ホワイトと一緒になった。まだ17歳のスーザンはコンに好意を持ち、誘われるままに体を許した。船がサンフランシスコに着くとコンはマッキンレー登山に向かった。スーザンの誕生日に、ホイト(トロイ・ドナヒュー)という青年が馬と一緒にやって来た。馬は両親がスーザンの誕生祝に贈ったのだった。父がある事情で自殺したため、ホイトは一時はひねくれていたが、今は作家として自立しようと考えていた。スーザンはコンからの便りを待ち続けた。そのうちスーザンは子供を宿していることに気がついた。スレード家のパーティーの日、コンが登山中事故死したと彼の両親から電話があった。狂乱したスーザンは自殺をはかるが、ホイトに救い出された。意識を取り戻したスーザンは母に妊娠していることを打ち明けた。母は父なし子を産む恥から娘を守ろうと決心し、ガテマラに向った。ガテマラで、スーザンは男児を産んだ。リーアは医師を欺いてその子を自分の子として届けた。それから数日後、父ロジャーが世を去り、一家は再びカリフォルニアに戻ってきた。スーザンは母として赤ん坊を育てられないことを悩んだ。彼女はホイトを愛していたが子供のため結婚をあきらめていた。ある日、赤ん坊がライターをもてあそび火だるまになった。病院に運ばれた赤ん坊はどうやら死の危機から脱した。スーザンはこれ以上偽れず、自分が母親であると告白した。ホイトの心は動揺したが、2人の愛は断ち切れなかった。