「地獄への退却」のストーリー

朝鮮戦争が起ったため、予備役の将校が召集された。ポール・ハンセン(リチャード・カールソン)もその1人。20才前のジミー・マグダーミッド(ラスティ・タンブリン)も海兵隊の一員として入隊してきた。スティヴ・コーベット中佐(フランク・ラヴジョイ)のもとで激しい訓練ののち、部隊は仁川に向かった。凄絶な仁川の敵前上陸を経て、若いジミーも1人前の海兵隊員になった。部隊は韓国の平和を獲得したのち、更に北朝鮮への進撃を命じられた。だが中共軍の人海戦術には米国の近代装備も利き目がなく、部隊は一応退却することになった。白雪におおわれた山道を、敵のゲリラに悩まされながらの退却だが、彼らの精神は少しもへこたれず、むしろ、ますます強靱にさえなっていくのだった。