「地獄の艦隊」のストーリー

1942年、戦略上の拠点であり、現在はドイツ軍の手に落ちているマルタ島攻撃の特命が、ジェフォーズ海軍少佐(ジェームズ・フランシスカス)に下された。彼は戦友のヤコブ兵曹長(ルーベン・バー・ヨータム)を連れてすぐさまマルタに飛んだ。着陸と同時にドイツ軍の砲火をうけ、輸送機は炎上したが、ジェフォーズたちは難を逃れた。そして、魚雷艦隊の司令官アシャースト(ロナルド・アレン)から、彼らは命令内容を伝えられた。攻撃目標はアウグスタ。伊軍の潜水艦基地であり、独軍のグライダー爆撃の貯蔵庫である。空からの攻撃は不可能と考えたジェフォーズは、海上からの攻略戦術を練らねばならなかった。このジェフォーズの到着は、ジョンソン(ドゥリュー・ヘンリー)、スタンホープ(アイニゴー・ジャクソン)、バーロー(マーク・ホーキンズ)らの将校たちから歓迎されなかった。型にはまらないジェフォーズと形式を重要視するアシャーストの間にも、出会い当初からなじめないものがあった。しかし、戦闘の日々をすごしているジェフォーズにも、心の憩いを与えてくれる人がいた。それは、この島に来て知り合ったアリソン(エリザベス・シェパード)であった。彼女はアシャーストの妻であるが、いまでは夫妻の愛は醒めていた。基地のパーティの席で、初めてその事をジェフォーズは知ったが、翌朝、すぐに彼は偵察任務のために、シシリー島に行ってしまった。そして、サルバトール(タキス・エマニュエル)の漁船に乗り換え、連絡員ルチアナ(マグダ・コノプカ)の案内で偵察をすませた。いよいよ、攻撃開始の時がきた。ジェフォーズとアリソンの愛を感知したアシャーストは、自らその攻撃に志願した。海底からの奇襲作戦は大成功だった。無事帰還したジェフォーズとアシャーストを見てアリソンは胸をなでおろした。そして気まずい沈黙の後、アシャーストとアリソンは手をとり合い、無言のジェフォーズの前を去って行った。(ユナイト配給*1時間35分)

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