「女難の相」のストーリー

ジェームズ・スミスはバイブルの出版で得た数百万ドルの金を使っちまいたい衝動にかられていたが、彼の妻は苦しかった頃のことを忘れず1銭の金も粗末にしない。これじゃあ何時迄たっても減りっこないとジェームズは躍起となった。そして旅行するたびに至る所で女達をつくっては、湯水のように金を使って溜飲を下げていたが、困ったことに2人の女友達から彼の別荘へ訪ねていくという手紙が来た。ジェームズは弁護士のエドワードに助力を頼み姪の幼いエヴァだけを連れて別荘へ行ったが、果たして大勢の女達が押し掛けてきて、ジェームズは途方に暮れ、しまいには妻の疑惑までも招くが、妻が景気よく金を使い出したので一家は再び幸福になった。