「純真花婿」のストーリー

ダニエル・カーティスは亡くなった母親を神のごとく崇拝している青年だった。彼は何か事あるごとに母親の指導を待って初めて行動するのである。彼は今避暑地のホテルにいる。彼はバーバラ・オルウェルという娘と恋仲になっている。そして今日は結婚の申し込みをするつもりである。彼はいらいらしながら手紙の到着をまっている。手紙は彼の叔父でる弁護士エズラ・ハニウェルから送られたものである。弁護士はダニエルの母親から託された手紙を甥に渡す義務があるのだ。今ダニエルが受け取ったのは恋尾に陥った場合の心得を訓した手紙である。湖畔ではバーバラと友達のイネズとが街くたびれている。手紙を受け取って大急ぎでダニエルは恋人のもとにやって来て3人で丸木舟に乗る。彼が結婚を申し込むのには、相手の娘に年長の付き添い女をぜひ必要とするのであう。イネズはバーバラが何故こんなあほうみないな青年を愛するのかを怪しみながら腐り切っている。かくて母親の指図通りの儀式的名求婚が行われバーバラは承諾した。しかしダニエルは結婚にはバーバラの両親の承諾を必要とすると主張し、オルウェル邸を訪れて儀礼的に彼女の両親の許可を得た。結婚式は華やかに寺院で挙げられるはずのところ、ダニエルは亡き母の好みに従って物静かに自宅で挙げ、母が行った通りにナイヤガラ瀑布に新婚旅行し、母が泊まったホテルの当の部屋に宿をとった。バーバラがベッドで気を揉んで待っているのに彼は結婚初夜の心得を書いた長文の母の手紙を読みあさった。そして花嫁の額に清き接吻をしただけで第一夜は別々の部屋で過ごされたのである。当然の結果バーバラは里に帰ってしまった。ダニエルの叔父は仲直りさせようと、バーバラのもとを訪れて彼女が憤慨しながらもダニエルを愛していることをつきとめた上、ダニエルは体に別状はないがトランク一杯の母親の手紙が禍の種であることを告げる。その番、叔父さんと、バーバラの母と女中と、バーバラの父とイネズと、3組のトランク泥棒がダニエルの家に侵入した。翌日ダニエルは大切な手紙が紛失したことを憤慨してバーバラのもとへやって来て、自分自身の立場を初めて自覚し、叔父さんから酒を飲まされたので俄然武者振るいし、バーバラの部屋に泊まることとなった。

今日は映画何の日?

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