「10人のならず者」のストーリー

1860年のアリゾナ州タクスン・シティ附近は、“10人のならず者”と呼ばれる無類漢達の支配の下に、恐怖の日々を送り迎えしていた。彼等の頭領はウィック・キャムベル(ロバート・ブーン)という名うての銃使い。アリゾナを苦心の末、遂に家畜王国に迄築き上げた先駆者の1人、ジョン・スチュワート(ランドルフ・スコット)は、今は平和な生活を望んでいたが、無法者一味の非道ぶりにも自らの暮らしの安らかさを守ろうと強いて無関心を装っていた。彼の甥ハウィー(スコット・ホメイヤー)は気性の激しい若者。叔父と対立することも屡々だったが、ウィックの被後見人マリア(ドナ・マーテル)を知って愛し合うようになったことからステュアートとウィックの一味の対立は激化。遂にステュアート、ハウィー、そして二人に味方する牧場主らは、ステュアートを慕うコリンヌ(ジョスリン・ブランド)の家へ包囲される。機を見て一味の重囲を脱せんとあせるステュアート。揚句の果て、ウィックはステュアートの正義の銃弾に倒れる。町で掠奪を働く無法者は一掃され、ステュアートはコリンヌと、ハウィーはマリアと結ばれる。

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