「ギャルバサラ 戦国時代は圏外です」のストーリー

日本史の補習のため、市内の歴史博物館を訪れた名古屋の女子高生あさみ(有村架純)。一緒に来たテスト赤点の同級生、優(竹富聖花)、ヒロ子(荒井萌)、公平(賀来賢人)、現地で出会った妙な電子機器を手にした卓也(森廉)とともに、屋外で始まった戦国ショーを見ていると、突然まばゆい光が上空に出現。5人はその光に飲み込まれてしまう。気付けば、目の前で甲冑に身を包んだ武士が戦いを繰り広げていた。彼女たちは440年前の戦国時代にタイムスリップしてしまったのだ。若い百姓の利吉(鈴木勝吾)、吾作(相馬圭祐)、与平(浜尾京介)に捕えられ、岐阜城に連れて行かれる5人。その道中、野武士の一団に襲われ、ヒロ子と公平が連れ去られてしまう。やっとの思いで岐阜城へ辿り着くと、待っていたのは明智光秀、木下藤吉郎、徳川家康を従えた織田信長(松方弘樹)。とはいえ、日本史赤点のため、あさみと優はそれが誰なのか今一つよくわからない。だが、そこは明るい女子高生。持ち前のノーテンキさで安土城の完成予想図を勝手に書き換えるわ、信長の写メを撮るわ、やりたい放題。信長はその様子にも驚く素振りを見せない。彼女たちが未来人だと知っていたのだ。その理由は、藤吉郎の妻、寧々(篠田麻里子)にあった。寧々から驚愕の事実を聞かされ、戦国時代を生きる術を教えられる。それでも、現代へ帰ることを諦めないあさみと、この時代に残るために剣術の特訓を始める優の間には次第に溝が生まれてゆく。さらに、共通の親友、奈緒(木崎ゆりあ)のことでわだかまりが一気に噴き出し、ついにケンカ別れ。だがその一方では、歴史を根本から変えてしまう陰謀が、少しずつあさみたちに迫る……。果たして歴史は守られるのか?5人は無事に現代へと帰ることができるのか?