「シネマ落語 落語研究会 昭和の名人 参」のストーリー

国立劇場小劇場で毎月収録を行っているTBSテレビの長寿番組『落語研究会』の貴重な映像で昭和の名人が勢揃い。1975年から2003年まで収録された高座の中から、伝説の名演4つがスクリーンに蘇る。華麗でおしゃれな魅惑の至芸、桂吉朝の『不動坊』は、やきもちから新婚の家に幽霊を出そうとするドタバタ騒動。圧倒的な人情噺と独自の語り口が感銘を誘う五代目三遊亭圓楽『助六伝』は、侠客・花川戸助誕生秘話をまとめた自作自演の物語。綺麗な江戸弁、子気味よい噺のテンポとイキの良さが人気の三代目古今亭志ん朝の『三方一両損』は、大岡政談から生まれた金に潔癖すぎる2人の江戸っ子の大喧嘩。洗練された江戸の粋、芳醇な美酒のようにまろやかな芸風の十代目金原亭馬生は『鰍沢』。雪深い山里で道に迷った旅人がかつての女郎の家で救われるものの、より恐ろしい運命にさらされる物語。

今日は映画何の日?

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