「セカンドバージン」のストーリー

出版業界で名の知れた辣腕専務・中村るい(鈴木京香)は、出張でマレーシアを訪れる。そこで、鈴木行(長谷川博己)と再会する。行はるいより17歳年下で、万理江(深田恭子)という妻がいた。しかし、るいと行は激しく愛し合った恋人同士だった。日本から遠く離れた異国の地で思いがけない再会を果たした2人だったが、行はるいの目の前で銃弾に倒れる。なぜ行はこんなことになったのか、なぜ5年前、何も言わずにるいの前から姿を消したのか……。コーランが遠くに聞こえるなか、行は生死の間をさまよっていた。るいは、そばにいる行を、切ないほど遠くに感じていた。そんな2人の前に、思いがけない人物が現れる。