「マリア様がみてる」のストーリー

カトリックを重んじ、長い歴史と伝統を誇る日本屈指のお嬢様学校、私立リリアン女学園には、生徒自身の自立性を重んじ、上級生が下級生を指導する“姉妹(スール)制度”が存在する。ロザリオ授受の儀式を行い、“姉妹(スール)”になることを誓うと、周囲からも特別親しい間柄と認められる。お姉様がいることは、下級生にとってはステータスである。リリアン女学園では、一般の学校で生徒会にあたる組織を“山百合会”と呼ぶ。山百合会は、ロサ・キネンシス=紅薔薇さまの水野蓉子(平田薫)、ロサ・ギガンティア=白薔薇さまの佐藤聖(滝沢カレン)、ロサ・フェティダ=黄薔薇さまの鳥居江利子(秋山奈々)の3名と、その妹たちで取り仕切っている。そんな学園で平凡な日常生活を送っていた1年生の福沢祐巳(未来穂香)は、ひょんなことから、全校生徒の憧れの的、ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン=紅薔薇のつぼみである2年生の小笠原祥子(波瑠)から、妹になる申し出を受ける。祐巳はなぜ自分が妹に選ばれたのか分からないまま、薔薇さまたちが主催する学園祭の舞台『シンデレラ』の制作に参加する。

今日は映画何の日?

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