「恋するナポリタン 世界で一番おいしい愛され方」のストーリー

グルメライターの佐藤瑠璃(相武紗季)は、交際中の一流イタリア料理店オーナー・水沢譲治(市川亀治郎)に、今夜プロポーズの返事をする約束だった。水沢のレストランで食事をしている時、中座した化粧室からかけた電話の相手は幼なじみのイタリアン・シェフ、田中武(塚本高史)。「今日、彼にプロポーズの返事をしないといけない」。返事は決まっているものの、どうにも勇気が持てずに発信した電話は、あいにく留守電だった……。仕事が終わり、瑠璃のメッセージを聞いた武は、驚いて瑠璃のもとへ駆けつけるが、彼女の隣には先輩シェフの水沢がいた。武が想いを伝えようとしたその時、ピアニスト・槇原佑樹(眞木大輔)が起こしたアクシデントに巻き込まれてしまう……。奇跡的に一命を取り留めた佑樹。だが、彼の体にはなぜか武の記憶が宿っていた。あの日、武が瑠璃に伝えたかったとっておきの一言とは……。