「アパッチ族の最後」のストーリー

1878年。ディアブリトの率いる獰猛なアパッチ族が占拠しているアリゾナの砂漠に、金鉱を探鉱に来たウォード・キンズマン(ロバート・テイラー)は、プレヴァリー少佐(レオン・エイムス)を隊長とする守備隊で、アパッチ族に姉を連れ去られたアン(アーレン・ダール)を紹介される。彼女の姉を奪い返すための道案内を頼まれ、アンの姉を思う心に動かされ、キンズマンはその役目を引き受ける。兵隊たちの給料支払日、給与金を届けたクレーグ警備隊からの1隊を送って、ロリソン大尉(ジョン・ホディアク)の指導する部隊が出発するのにキンズマンも同行し、途中でアパッチ族の通った跡を見つける。キンズマンは分遣隊を伴ってアパッチの寝込みを襲うが、アンの姉はおらず、ディアブリトの本隊は去った後だった。愈々アパッチの本隊を襲撃することになり、ウォルヴァスンの率いる1隊とキンズマンが先導するロリスンの隊と二手に分かれた。ロリスンの隊はキンズマンの計略がみごとにあたってアパッチを敗走せしめ、アンの姉を救い出すことに成功。逃げのびたディアブリトとその残兵は、米軍の通路を狙って待ち伏せし、ロリスンの隊は不意をつかれ、苦戦の後双方全滅した。僅かに遅れて駆けつけたキンズマンは、ディアブリトに射たれようとする瞬間、一瞬早くディアブリトを射ち倒すのだった。