「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」のストーリー

北米国境近くのロザンゼルス。ここは、夢を追う若者、一家で移住してきた家族、不法就労者など、あらゆる人間が集まる東洋と西洋が交差する街。マックス(ハリソン・フォード)は密入国者や不法就労者の捜査を任務とするICE=移民税関捜査局のベテラン捜査官。だが、良心から容疑者を気遣うことが多く、同僚からは“甘すぎる”と批判を受けていた。ある日、検挙された不法就労者のミレヤ(アリシー・ブラガ)という女性が、息子を米国に残したまま強制退去処分に遭う。それを知ったマックスは、彼女の息子を探し出すが、心配から再び米国へ向かったミレヤと行き違ってしまう。女優志望のクレア(アリス・イヴ)は、南アフリカ出身の恋人ギャビン(ジム・スタージェス)とともに観光ビザで滞在していた。だが、ビザが期限切れ。途方に暮れていたところに出会ったのが移民判定官のコール(レイ・リオッタ)。永住権を与えるという条件と引き換えに、彼に体を許してしまう。バングラデシュ出身のイスラム教徒タズリマ(サマー・ビシル)は、高校の授業で9.11に関する論文を発表したところ、危険分子とみなされ、自宅にICEとFBIの強制捜査が入る。不法滞在で拘束されるタズリマの家族。人権派の弁護士デニス(アシュレイ・ジャッド)が弁護を引き受けるが、下された処分は厳しいものだった。マックスの相棒ハミード(クリス・カーティフ)はイラン出身。その妹ザーラ(メロディ・カザエ)とその不倫相手の男が死体で発見され、男の所持品には偽造グリーンカードが。そこに不法移民ビジネスの匂いを嗅ぎ取ったマックスは独自の調査を開始する。その頃、家族4人でコリアンタウンに暮らす高校生のヨン(ジャスティン・チョン)は、不良グループに誘われ、リカーショップに強盗に入る。事件現場に遭遇するハミード。そしてマックスは、ザーラ殺人事件に関する衝撃的な事実に行き当たろうとしていた……。

今日は映画何の日?

注目記事