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「潮の花弁」のストーリー
雑貨点の売り子ステラは母と2人淋しい生活を送っていたが、ある日勧められるままに1杯のビールを飲み、痛く酔って家路を辿る時警官の冷たい腕は彼女を売笑婦として獄屋へ送った。10日の憂き日を辛くも終えて我家に帰って来て見れば、母は悲しみの極この世を去っていた。近隣の人々には罵られ、職に離れた乙女は潮に漂う花弁のようただ世の無常に泣くばかりであった。しかし彼女の悲しみは長くは続かなかった。公園で出逢った職工長をしている真面目な男が彼女の将来を幸ある路へ導いた。