「シー・ホーク(1924)」のストーリー

ジョン・キリグルウ卿の家とオリヴァー・トレシリアン卿の家とは永い間の仇敵であったがジョンの後見しているロザマンド姫は何日かオリヴァー卿に想を寄せていた。オリヴァーの異母弟ライオネルは姫の兄ピーターと争って彼を殺したが、捕えられるのを恐れ兄の保護を哀訴した。オリヴァーは捕えられたが身の潔白を主張するだけで犯人の名を口外しなかった。兄が放免されれば自分が捕えられると思ったライオネルは海賊ジャスパーに兄を誘拐するよう頼む。オリヴァーは海賊船に誘拐されたが、その船はスペイン船に襲撃されオリヴァーは捕虜となって奴隷にされ漕手として酷使されているうち、ムーア人の海賊アサッドが襲撃して来たオリヴァーは縛を逃れてアサッドに助力したので、彼はアサッドに重用され、やがて海の鷹と呼ばれる副首領になる。彼はロザマンドがライオネルと結婚しようとするのを聞き二人を奪取し、姫と結婚したが、從弟の自白で身の潔白を証し、久々で故国のイギリスに帰ることができる。