「処女時代(1924)」のストーリー

エルノラの父は彼女が生まれた晩リムバーローストの沼に陥て不慮の死を遂げた。母のケイトは赤ん坊さえなかったら愛する夫を救けられたものを、と思うと、夫を失った悲しみは変じて赤ん坊に対する憎しみと変わった。こうしてエルノラは16才になる今日まで母の愛も知らず育って来たのである。彼女の友は森に住む小鳥や蝶々だけであった。母の反対を却けて彼女はハイ・スクールに入学することができたが、学校では上級生のフィリップと親しくなった。フィリップはエディスと婚約の仲であったが、虚栄のみ強いエディスと彼とは卒業後の或日遂に争って婚約を破棄した。しかしエディスは彼を失うまいと努める。エルノラはフィリップを自分が愛している事を知って、彼の心を試そうため一時身を隠していた。フィリップが大病にかかったとき、彼はうわごとにエルノラの名を呼んだ。エディスは翻然として悟りエルノラの行方を突き止めて彼女にフィリップの病気を告げる。エディスは、今まで変わらない愛を捧げてくれたハート・ヘンダースンと婚約し、フィリップとエルノラも幸福な生活に入る事が出来た。

今日は映画何の日?

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