「252 生存者あり」のストーリー

東京で震度5の地震が発生した数日後、史上最大規模の巨大台風が発生。その日、篠原祐司(伊藤英明)は銀座で家族と待ち合わせをしていた。だが、突然振りそそいだ巨大な雹に続いて、東京湾から押し寄せた高潮が銀座を襲う。近くの地下鉄新橋駅にいた妻の由美(桜井幸子)と娘のしおり(大森絢音)はパニックに巻き込まれ、由美はしおりとはぐれてしまう。折しもこの日は、耳の不自由なしおりの7歳の誕生日。祐司は由美からの電話で新橋に向かうが、鉄砲水によって新橋駅が崩落。祐司はしおりとともに地下に閉じ込められてしまう。2人とともに地下に取り残されたのは、研修医の重村(山田孝之)、大阪で中小企業を経営する藤井(木村祐一)、韓国人ホステスのスミン(MINJI)。元ハイパーレスキュー隊員の祐司は、ハイパーレスキュー隊長の兄・静馬(内野聖陽)が救出に来ると信じて“2回、5回、2回…”と繰り返し壁を叩き始める。それは“252=生存者あり“のサインだった。だがその間に、負傷していたスミンは輸血の必要に迫られ、新たな崩落によってしおりは瓦礫の中へ飲み込まれてしまう。地上では静馬率いるハイパーレスキューが懸命の救助作業を続けていたが、捜索は難航。そこへ巨大台風の上陸が追い討ちをかける。二次災害の危機が高まり、捜索打ち切りが決定。若い隊員たちは“何のためのレスキューなのか”と反発する。だが、過去に苦い経験を持つ静馬と副隊長の宮内(山本太郎)は、“部下の命も守らなければならない”と考えていた。かつて救助に向かう夫を心配していた由美も、今は救助を待つ身となった祐司としおりを見捨てるのかと静馬に詰め寄る。言葉を失う静馬。その時、音響探査機が“2,5,2…”と繰り返される地下からの信号を捉えた。暴風雨を突いて開始される決死の救出作戦。与えられた時間は台風の目に入るわずか18分間。果たして、命がけの救出作戦は成功するか……。

今日は映画何の日?

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