「むずかしい恋」のストーリー

都会の片隅にたたずむ1軒のバー“NO-MU”。元バレエダンサーの南アキラ(水橋研二)は、人情の機微を知るバーテンダーとして、バーを訪れる人々の恋を見守っている。店には、図書館司書のアカネ(安藤サクラ)と、働き盛りで仕事一筋のサラリーマン・トオル(三浦誠己)がいる。アカネは最近マンネリ気味で、これからの将来に不安を感じている。トオルは、そんなアカネの煮え切らない態度に苛立っていた。しかしトオルは、アカネが読んでいた本に挟まったレシートを見つけてしまう。別のテーブルには、雑誌記者・大介(載寧龍二)と受付嬢・雅代(柳沢なな)がいる。妻子を持つ身でありながらプレイボーイの大介は、今夜こそ雅代を口説こうとしている。もう1組の男女は、大学生の祐司(森岡龍)と風俗嬢のマリ(前田綾花)。就職活動がうまくいかず、ヤケになっている祐司に、マリは嫌悪感をあらわにする。しかしマリは、そんな情けない祐司を放っておけず、彼をつい挑発してしまう。そんな店内で、バレエのプリマドンナ・静香(璃乃亜)は、誰かを待っているかのように、ひとり物静かにカウンターに座っている。店を訪れる客たちの色とりどりの想いが、重なり合い、交じり合ってゆく……。

今日は映画何の日?

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