「おろち」のストーリー

100年に一度永い眠りにつくことにより不老不死の体を保ち続け、人の世を彷徨う謎の美少女“おろち”(谷村美月)。彼女は人間たちの争いや憎しみ、狂気、死をただ見つめ続ける存在である。ある日、おろちは門前家に家政婦として潜り込む。そこには大女優として名を馳せた美しい母・葵(木村佳乃)と2人の美しい姉妹、一草と理沙がいた。しかし門前家に生まれた女たちは、ある宿命を背負っていた。彼女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳をすぎるころ、突然その美貌が崩れ始め、最終的には化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくのだという。そしてある日、葵の顔が爛れ始める。半狂乱になった葵は酒に溺れ、車を猛スピードで飛ばし死にかけるが、おろちによって助けられる。しかしそのときの大量出血が原因で、おろちは予定より10年早く眠りにつくことになる。永い眠りから目覚めたおろちは流し夫婦に拾われ、“桂子”として生活していた。すると理沙(中越典子)が現れ、彼女を大金で身請けする。葵そっくりに成長した女優・一草(木村佳乃・2役)の身の回りの世話をさせるためだ。再び門前家に戻ったおろちは、醜く変わり果てた葵を見つける。死の間際、葵は理沙に門前家のもうひとつの秘密を打ち明けるが……。

今日は映画何の日?

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