「同窓会(2008)」のストーリー

映画製作という高校時代の夢を叶えてプロデューサーとして活躍する南克之(宅間孝行)。自分が経営する映画会社も順調な彼は、調子に乗って年下の女優と不倫関係を続けていた。そして、高校時代の恋を実らせて結婚した雪(永作博美)に、何気なく離婚話を持ち出したところ、彼女はあっさり承諾。離婚が成立する。だが、かつて雪に片想いしていた克之の同級生、浪越文太(二階堂智)は大激怒。“根性を叩き直してやる!”と勢い込む。一方、雪は東京の出版社で働く同級生の石川えり(鈴木砂羽)を頼りに新たな一歩を踏み出そうとしていた。だが、彼女の体は変調をきたす。そんな周囲の状況をよそに、克之の会社には大きなチャンスが訪れる。ヒットが期待される原作の映画化権の獲得に成功したのだ。張り切って製作に取り掛かる克之の脳裏に、12年前に唯一のヒット作を完成させたときの雪の笑顔が蘇った。新作の準備で地元長崎へ戻った彼は、父ひろし(笑福亭鶴瓶)と母美佐子(うつみ宮土理)に離婚を報告。部屋には映画監督を夢見ていた自分が残した8ミリフィルムや、渡せなかった雪への不器用なラブレターがあった。克之は輝いていた高校時代を回想する。20年前の高校時代。克之(兼子舜)は映画研究会に所属し、ヤンキーの文太(渡辺大)らに振り回される日々を送っていた。友永雪(尾高杏奈)への愛の告白を夢見たものの、告白する勇気が出ないまま卒業。だが、6年後に開かれた同窓会をきっかけに克之と雪の交際は始まったのだった。現在。新作の製作に奔走する克之だったが、映画会社が危機に陥ってしまう。さらにえりから衝撃的な連絡が。雪は重い病に掛かっていて、余命いくばくもないというのだ。克之は雪の元へ走った……。

今日は映画何の日?

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