「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」のストーリー

1979年、とある田舎町。イタズラを仕掛けることに生きがいを感じていたママチャリ(市原隼人)率いる7人は気ままな高校生活を送っていた。喧嘩の強いエロガッパ・西条(石田卓也)、偏差値0の男・孝昭(加治将樹)、恋する星の王子様・グレート井上(加来賢人)、一食2000kcalの食いしん坊・千葉くん(脇知弘)、女装もキュートな後輩・ジェミー(冨浦智嗣)、ダブリ1年目の留年大王・辻村さん(小柳友)がいつものメンバー。ところが、ある駐在さん(佐々木蔵之介)の登場により、両者の熱き血潮を燃やす闘いが勃発する。なんとその駐在は、イタズラをやられたらやり返すという少々大人げない人物だったのだ。ママチャリたちが仕掛ける“嵐のチャリンコライダー作戦”、“鉄の嵐作戦”、“SM貴族作戦”などバラエティ溢れる作戦に対し、駐在は彼らに負けず劣らず、法スレスレのリベンジを繰り広げる。互いに罠を仕掛け、どちらもひるむことのない攻防戦は、終わりのない長期戦となった。しかも、その駐在には、町内の喫茶店で働くマドンナ・加奈子(麻生久美子)という美人妻がいることが発覚。ママチャリたちはますます鼻息を荒くする。そんなある日、西条がバイク事故を起こして病院行きとなる。そこには、心臓に持病を抱える近所の小学生・前園ミカ(成嶋こと里)が入院していた。怖がって手術を受けたがらないミカを説得しようと、西条たちは壮大な約束を持ちかける。しかし、その約束を決行するには、退学覚悟で挑まなければならなかった……。