「サイドカーに犬」のストーリー

不動産会社の営業として働く30歳の薫は、久々に再会した弟から結婚披露宴の招待状を受け取る。それをきっかけに、薫は20年前にヨーコさんと過ごした刺激的な夏休みを回想する。小学4年生の夏休みの初め、父(古田新太)と喧嘩の絶えなかった母が家を出た。その数日後に薫(松本花奈)の家に突然やって来たヨーコさん(竹内結子)は、薫の父の愛人という。ヨーコさんは、何事にも神経質な薫の母親とは対照的な大らかな人だった。煙草を吸い、さっぱりとした性格で気が強く、自由な精神にあふれた女性だが繊細な優しさも併せ持っていた。長女らしい生真面目さを持つ薫には、ヨーコさんとの生活は驚きの連続だった。だが、ヨーコさんは薫を子ども扱いすることなく、薫の長所を鋭く見抜く。そんなヨーコさんに、甘え下手だった薫も知らず知らず影響され、ありのままの自分を解放させる楽しさを味わっていく。

今日は映画何の日?

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