「アドベンチャーラリー」のストーリー

アメリカのレース・プロモーターのコクラン(ラリー・ハグマン)は、フィリッピンの道なき道をつっ走る〈マニラ1000マイル・ラリー〉を企画した。優勝賞金は10万ドル。勝つためなら、何をしてもよいワイルド・レースだ。TV局の後援も得た。そしてレース当日。集まってくるレーサー達。注目の的はアンディ(ジョー・ドン・ベーカー)。彼のライバルはドグ(アラン・ビント)だ。とにかくアンディにとっての誤算は、彼の車のスポンサーとなった雑誌社の女性記者ウェインライト(スーザン・サランドン)が取材のため同乗してきたことだった。さて、スタートだ!予想通りトップに躍り出たアンディは壮絶な事故の連続の中をぬって順調に進んだ。悪路につぐ、悪路。2日目と最終日のコース地域が、大洪水で通行不可となった。急遽コースは変更される。工事地域の悪路をレーサー達は突っ走った。半数以下に激減する車。でもまだ、突っ走る車も多い。アンディの車も谷底へ転落しかけ、レース復帰後の遅れもとっている。しかし、彼は突っ走る。もはやブレーキなどはいらない。不完全な車を駆使し、トップの車を追いこみ、アンディはゴール目指してふっ飛んで行く。マニラの陽は暑い。ゴールは近かった。

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