「ジャポニカ・ウイルス」のストーリー

陽一郎(斉藤陽一郎)と倫子(鳥栖なおこ)は、東京の端に住んでいる。陽一郎は肉アレルギー、倫子は摂食障害に悩んでいる。近頃では、ふたりの同居生活には喧嘩が絶えない。そんなある日、中国大陸東北部から発生した新種の《カニエ・ウイルス》が日本に上陸し、次第に猛威をふるっていく。日本の亜種《カニエ・ウイルス》は、少しずつ人々に感染して、世の中を緩やかに歪めていく。人々は知らぬ間に感染し、ワクチンの開発も追いつかない。そんな中、陽一郎の弟・浩次が《カニエ・ウイルス》に感染してしまい、命を落とす。浩次の遺骨を届けるべく、陽一郎と倫子は陽一郎の実家へと向かうが、《カニエ・ウイルス》の影響からか、思うように電車は進まない。途中下車し、ひょんなことから車を手に入れた彼らは、険悪ムードのまま旅を続ける。途中、木下毛利と名乗るバックパッカー風の謎の男(杉山彦々)も乗せ、ようやく辿り着いた陽一郎の地元だが、そこは都内よりも更に不穏な空気に満ちていた。

今日は映画何の日?

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