「連理の枝(2006)」のストーリー

青年実業家ミンス(チョ・ハンソン)は、愛をゲームとしか考えないプレイボーイ。追突事故を起こして病院へ行く途中、にわか雨で立ち往生しているヘウォン(チェ・ジウ)と出会う。車で送ると申し出たミンスは早速ヘウォンを口説くが、彼女は目的地の病院でさっさと降りてしまう。後日、検査入院したミンスはその病院の患者だったヘウォンと再会し、彼女が忘れていった携帯電話をなくしたと嘘をついて、弁償するために買い物へ誘う。そのままお互いの親友キョンミン(チェ・ソングク)とスジン(ソ・ヨンヒ)も呼び出して、一緒に飲むことに。検査入院を終えたミンスは、ヘウォンを病院から連れ出してドライブインシアターや釣りへとデートを楽しみ、次第に彼女に惹かれてゆく。しかしある雨の日、動物園でヘウォンが突然倒れ、ミンスは彼女が余命幾ばくもないと知る。ヘウォンもまたミンスを愛し始めていたが、これからのことを考えると彼から離れるべきだと思い悩む。ミンスの前から姿を消したヘウォンは家までやって来た彼を追い返すが、ミンスはすべての女性関係を清算し、ヘウォンへ愛を捧げる。彼の気持ちを知ったヘウォンは自らもとまどいを捨て、生涯最後の恋を受け入れようと決意する。幸せな時間は瞬く間に過ぎ、ヘウォンはやがて息を引き取る。その後、自分もまた死病に冒されていたミンスは、ヘウォンがそれを知りながらも彼を想い、黙って死んでいった事実に気づくのだった。