「南極物語(2006)」のストーリー

南極基地で働く探検ガイド、ジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、“犬ぞり犬”チームの8匹の犬たちと強い信頼関係で結ばれていた。南極に訪れる厳しい冬を前に、デイビス・マクラーレン博士と共にジェリーと犬ぞり犬たちは、シーズン最後の探検へ出かける。目的は隕石の採取で、目指すのは南極でも最大の難所のひとつであるメルボルン山だ。そんな中、無線で最悪のニュースがもたらされる。嵐が急接近しているため、直ちに基地へ戻り南極を離れるようにとの指示が出されたのだ。急いで基地に引き返そうとする彼らを、予期せぬアクシデントが襲う。誤って足を滑らせた博士が、クレパスへ落下してしまったのだ。辛うじて救出したものの、博士は足を骨折して意識を失っていた。博士を抱え基地へ戻ってきたジェリーと犬ぞり犬たちだが、嵐は勢力を増し続け、スタッフは一刻も早く全面退去しなければならない。しかし小型飛行機では、犬たちまでも乗せて飛び立つことはできない。避難するのは半日だけの予定と説得され、ジェリーは後ろ髪を引かれる思いで犬たちを残し、南極を後にする。凍傷にかかり、丸一日意識を失っていたジェリーが目を覚ましたとき、恐ろしい事実が知らされる。嵐の猛威はますます荒れ狂い、そのために基地は放棄され、犬たちは置き去りにされたままだった。基地からは人間を避難させるだけで精一杯で、犬のために引き返す余裕などなかった。一方、基地につながれたままの犬たちは、飛行機が飛び立った方角を眺めながらジェリーの帰りを待っていた。1週間がたったある日、ついに犬たちは立ち上がる。首輪と鎖との飽くなき格闘の末に、体の自由を手に入れた犬たちは、次々と真冬の南極の大地を歩き始める。

今日は映画何の日?

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