「山岳の侠勇」のストーリー

採鉱権所有者のダン・エモリーは飼い犬レンジヤーを苦しめているレッド・ソーンダースという評判の悪い男を懲らしめてやろうとして却ってレッドのために殴り倒された。そうしてレッドは更に犬の鎖を解いてダンにけし掛けたが、犬は犬好きを知ってレンジヤーは却ってダンを護らうとした。ダンは感動した。頑固者の蘇国人ラングは娘のベシーと共に、疑わしい人物と目されているダンを快く思わなかった。しかしベシーはやがてダンに好意を持つようになった。レッドは村の子供を酷い目に遭わせてそれをレンジヤーの仕業と見せかけた。鉱脈爆破作業中負傷したダンはレンジヤーを走らせて救いを、求めたが村人は彼を殺そうとするのでベシーが保護し且つ医師を鉱山へ遣わした。ダンが豊富な鉱脈を掘り当てた時レッドは採掘権を横領しようとした。そして格闘の末打ち負かされたレッドは復讐を企んだ。頑固なラングは益々ダンを憎んだ。ダンが町へ来て鉱脈発見の祝いをした時ダンはラングに対する不遜な言辞を漏らした。レッドはラングと争って彼を殺した。その後へ話をつけようとダンが行ったところへ役人がやってきたためダンは辛くも逃げた。ダンを信ずるベシーはレンジヤーにレッドの跡をつけさせたが却ってレッドに捕らえられた。彼女はレンジヤーをして救いを求めさせた。ベシーの手紙で無罪と判明したダンは多数の村人と共に彼女を救援に赴いた。レンジヤーは危ういところでベシーを救い、ソーンダースは役人の手に渡された。