「イーオン・フラックス」のストーリー

2415年、汚染された外界と壁で隔てられた都市ブレーニャ。かつてワクチンで人類滅亡の危機を救った科学者であり救世主の子孫、トレヴァー8世(マートン・ソーカス)のもと、その弟オーレン(ジョニー・リー・ミラー)と科学者たちで成り立つ政府は、秩序の維持を理由に圧制を強いていた。反政府組織モニカンの女戦士イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、結婚したばかりの妹ユーナ(アメリア・ワーナー)がモニカンの分子と誤って抹殺されたことから、政府に対する復讐を誓うようになった。そこへモニカンの司令塔ハンドラー(フランシス・マクドーマンド)から、君主トレヴァーの暗殺指令を下される。イーオンは改造人間シサンドラ(ソフィー・オコネドー)を援護につけ、トレヴァーを狙う。だがトレヴァーと接触した途端、イーオンの脳裏に覚えのない彼と過ごした記憶が浮かぶ。実はブレーニャに住む人間たちは皆、ワクチンの副作用で女性たちが不妊になってしまったことから開発されたクローン人間であり、イーオンは、かつてのトレヴァーの妻キャサリンの生まれ変わりだったのだ。トレヴァーは不妊の治療法を密かに研究していたのだが、オーレンはブレーニャの秩序を崩壊させる治療法の発見を恐れていた。そしてユーナは、実は自然妊娠したから殺害されたのだった。トレヴァーの研究成果は、権力を握ったオーレンに破壊されてしまったが、女たちに自然治癒が起こり、次々と妊娠が起こり始めていた。やがて戦闘の中、イーオンはオーレンを射殺。ブレーニャは再びトレヴァーが君主となり、新しく生まれ変わった体制となるのだった。

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