「南極日誌」のストーリー

零下80度の極寒の中、ブリザードが吹き荒れ、昼と夜が終わることなく6カ月ごとに継続する南極。チェ・ドヒョン隊長(ソン・ガンホ)率いる6人の探検隊が、世界最初の無補給横断に挑戦している。目標は、南極到達不能点。隊員は、副隊長のイ・ヨンミン(パク・ヒスン)、ビデオと電子機器を担当するソ・ジェギョン(チェ・ドクムン)、食事担当のヤン・グンチャン(キム・ギョンイク)、元救助隊員のキム・ソンフン(ユン・ジェムン)、そして、隊長に憧れる最年少のキム・ミンジェ(ユ・ジテ)。ジェギョンは今回の探検を最後に引退し、グンチャンは戻ったら婚約者と結婚をする予定で、今まで人助けをしてきたソンフンは自分自身が目標を達成することに燃えている。みんなそれぞれの思いを胸に秘めていた。彼らは重さが100kgを越えるソリを引きながら一心不乱に前進し、太陽が沈み闇の世界になる前に到達不能点に到着しなければならない。彼らに残された時間は60日。世界中で最も困難な挑戦が始まった。探険21日目、風にたなびく古びた旗を発見する。そしてその下から、80年前に遭難したイギリス探険隊の日誌を掘り起こす。日誌に出てくるイギリス探険隊も、彼らと同じ6人。ミンジェは日誌に書いてある絵が、自分たちの姿と似ていて妙な気持ちになる。そして探険隊がその日誌を発見した後から、彼らに信じられない出来事が起こり始める。ウイルスが存在しない南極で、風邪の症状に苦しむジェギョン。突然襲うホワイトアウト状態。防寒服を着たままミイラのように乾いてしまったイギリス探検隊員の死体。吹き迫るブリザード。次々と危険な状況が続く。いつの日からかベースキャンプのユジン(カン・ヘジョン)との交信も途切れてしまい、通信設備はいうことを聞かなくなる。同時にベースキャンプに送信される奇妙な映像と非常交信音…。「助けてくれ」。やっと聞き取れるような言葉が、風の中に消えていく。目の前に現われるものは、白い雪しかない恐怖。やがてひとり、ふたり…、隊員たちが真っ白な世界に消えていく。

今日は映画何の日?

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