「楳図かずお恐怖劇場 プレゼント」のストーリー

クリスマス・イヴ。友だちの後押しで憧れの良介とホテルで結ばれることが出来た奥手の優子。ところが、聖なる夜を冒涜するような、子供の頃の純真さを欠いた彼らの行為に激怒したサンタクロースが、次々に友人を惨殺。やがてその刃は、実は良介を落とす為に奥手を装っていた最も純真さを欠いた優子に向けられる。出口を塞がれたホテルの中を逃げ惑う彼女は、遂にサンタクロースに捕まってしまい――と、そこで優子は悪夢から覚めた。しかし、ホッとしたのも束の間、それは正夢で、彼女は“少女”に脳みそを抉り出されるのであった――と、そこで夢から覚めた少女時代の優子。夢に現れた女性が自分の将来の姿であると知らない彼女は、悪いヤツの腐った脳みそを引きずり出してやったと、ひとり悦に入る。