「エリザベスタウン」のストーリー

シューズ会社に勤めるドリュー(オーランド・ブルーム)は、責任者として進めてきた新開発プロジェクトが大失敗に終わり、社長のフィル(アレック・ボールドウィン)からクビを言い渡される。恋人のエレン(ジェシカ・ビール)にも見離され、自宅に戻ったドリューは自殺を考えるが、そこに妹のヘザー(ジュディ・グリア)から電話がかかってくる。父親が急死したという知らせだった。ドリューは遺灰を海に撒いて欲しいという父の遺言を果たすため、父の故郷であるケンタッキー州のエリザベスタウンに向かう。その途中、飛行機の中で同地に住むフライト・アテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)と知り合ったドリューは、積極的な彼女の存在が気になり始めていた。エリザベスタウンに着き、ホテルで孤独を感じたドリューは、方々に電話をかけまくる中で、結果的にクレアと朝まで長話することに。そして再会した2人は次第に仲を深めていくが、すでに恋人がいるというクレアは、肉体関係を持ちながらもどこか身をかわすところがあった。そして父親の葬儀の当日。何年間もケンタッキーを訪れていなかった母親のホリー(スーザン・サランドン)は、地元の人々から厳しい視線を向けられるが、感動的なスピーチとタップダンスで皆を魅了する。葬儀の後、ドリューは遺灰が入った壷と、クレアがくれた地図とCDを車に載せて旅をする。地図の指示通りに車を走らせると、やがてネブラスカの街に着き、そこにクレアがいた。再会した2人は抱き合ってキスを交わすのだった。