「下弦の月 ラスト・クォーター」のストーリー

19歳の誕生日の夜、恋人・知己と別れた女子大生の美月は、古びた洋館でロンドンから来たと言う謎めいた青年・アダムと運命的な出会いを果たす。だが一週間後、トラックに轢かれ幽霊となった彼女は記憶を失い、洋館の中に閉じ込められてしまうのであった。そんな彼女に救いの手を差し伸べてくれたのは、そこに迷い込んだ中学生の蛍と正輝。ふたりは、美月にイヴと名付け手がかりを探すうち、やがて彼女がかつてその洋館に住んでいたさやかの生まれ変わりであることを突き止める。19年前、ロンドン留学中に病死したさやか。今わの際、彼女は恋人だったミュージシャンのアダムに必ず生まれ変わると約束していた。そして約束通り、さやかは美月として生まれ変わったのだったが、実はアダムはさやかの後を追って自殺しており、19年に一度だけ同じ形の月が同じ月日に現れると言う”下弦の月の奇跡“によって漸く巡り会えた彼女を、あの世へ連れて行こうとしていたのだ。しかし、彼女は蛍たちに連れて来られた知己の呼びかけで再び美月として生きることを決意すると、アダムを説得し現世に戻って来るのであった。その後、知己とよりを戻した美月は、知己もまたさやかの亡くなった双子の兄の生まれ変わりであることを知る……。

今日は映画何の日?

注目記事