「HEAT 灼熱」のストーリー

2年前、新宿に突如として現れ、持ち前の度胸と腕っぷしの強さで裏社会に君臨するようになった、ホストクラブ“新宿租界”のオーナー・唐沢辰巳は、誰にも媚びず従わず、自分の生き方を貫き通し、気に喰わない奴はどんな相手であっても叩きのめす男だ。そんな彼に手を焼く東新宿警察署署長・栗木は、関西山王会関東本部長の村雨と手を組み、唐沢潰しを画策する。ところが、結束の固い唐沢と彼の仲間たちの前に計画はことごとく失敗。逆に、村雨は敵ながら唐沢の魅力に惹かれるようになっていくのであった。ある日、唐沢と深い絆で結ばれていた筈の伊丹が、山王会五代目組長の座を狙う石倉に、3億の裏金と引き換えに、彼のライヴァルである山王会本部長・藤巻を暗殺すると言う取り引きを持ちかけた。実は、それは圧倒的なカリスマ性を持つ唐沢への伊丹の抵抗であった。しかし、藤巻殺しに失敗し、石倉に命を狙われてしまう伊丹。だが、唐沢の活躍によって彼は無事奪還される。