「再生の港」のストーリー

ウォール街の百万長者の息子ステファン・ランドルフはある酒場女との醜聞から5000ドルの金を持ってサンフランシスコへ行くこととなった。父はこの不肖の伜を1人前の男にするために無理に手もとから遠ざけたのであるが、サンフランシスコへ来た彼は依然として放蕩に身を持ち崩している。そしてそこの酒場で出会ったのが可愛い女給のアンジーだった。苦しい逢瀬がつづいた末が父の偽造小切手の発行である。ステファンの父から監視を頼まれているトラヴェリアンとギャロンと2人の船長は彼のこうした放蕩ぶりを見るに見かね、ステファンを誘拐して上海へ向かう。上海の裏街にある魔窟。今では闇の女に成り下がっているアンジーとスティファンとの思いがけない再会。変わり果てた女の姿に一時は怒ったものの元はといえばお互いに愛すればこそだった。やがてホノルルで2人きりの愛の生活が始められた。けれどステファンの伯母の来訪から女は自分の暗い過去を振り返らなくてはならなかった。男は伯母に連れられて去って行った。アンジーが身を犠牲にしてスティファンとの愛の強さを試験するためにと6カ月の別居生活を言いだしたためであった。ニューヨークのランドルフ家。いまでは心を入れ換えたスティファンは別人のごとく父の仕事を手伝っている。そのところへトラヴェリアンとギャロンが現れた。それに伴われて見違えるほど美しくなったアンジーがいた。2人の船長の証言によって彼女のまごごろは父親ランドルフに知れた。そこで喜んだランドルフは初めて若き2人の結婚を許したのであった。

今日は映画何の日?

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