「極楽二人組」のストーリー

背の低いローレルとデブのハーディーは大変な仲良しで、二人とも脳味噌の足らないところがあるとはいえ、稚気満満で愛すべき男だった。ある日ローレルは警官を電車の車掌だと思って酒を勧めたばっかりに、酒密売常習者と睨まれて有無を言わせず二人とも刑務所にぶち込まれた。ハーディーは自ら知恵者を以って任じているだけに色々と策をめぐらすが、ローレルは歯抜けでそのために色々厄を招いて、事をぶち壊すのが常だった。刑務所内でタイガーの一味は破獄を企てたが、失敗に終わってしまったが、頓間のローレルとハーディーには刑務所を抜けでる機会が与えられた。脱走した両人は黒人に変装して綿花採取に従事していたが、たまたま典獄とその娘を乗せた自動車が付近でパンクしたとき、ローレルはまたも失策を演じて二人の本体が暴露し、二人は刑務所に逆戻りしなければならなくなった。一度は破獄に失敗したタイガー一味もまたもや脱獄を敢行せんとした時、ローレルとハーディーは怪我の功名で彼等を鎮圧するという大手柄を樹てたので、二人はその功により放免されたのである。

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