「昭和歌謡大全集」のストーリー

東京都下の調布市に住む6人の若者イシハラ(松田龍平)、ノブエ(池内博之)、ヤノ(斉藤陽一郎)、スギヤマ(村田充)、カトウ(近藤公園)、スギオカ(安藤政信)らは、定期的にカラオケ・パーティーを開く仲間。音響機材からコスプレにまでこだわった筋金入りのパフォーマンスを、内輪で楽しんでいる。ある日、極度に警戒心が強くいつもナイフを持ち歩いているスギオカが、道ですれ違った買い物帰りの主婦を殺してしまう。その主婦の名はヤナギモトミドリ(内田春菊)。彼女はメンバー全員がミドリという名の親睦会「ミドリ会」に入っていた。イワタミドリ(鈴木砂羽)、ヘンミミドリ(岸本加世子)、スズキミドリ(樋口可奈子)タケウチミドリ(森尾由美)、トミヤマミドリ(細川ふみえ)ら、ミドリ会のメンバーは、これは自分たち「おばさん」を馬鹿にしたガキの犯行だ、と激怒。死んだヤナギモトを弔うために、また踏みつけられた自分たちのプライドを回復するために、犯人を見つけ出し復讐することを誓う。こうしておばさんとガキの血で血を洗う壮絶な戦いが始まった……。