「スコーピオン・キング」のストーリー

古代エジプト。凄まじい野心を持った戦士メムノンは軍を率いて多くの民族を征服し、恐怖政治で人民を治めていた。メムノンに従うことに反発した数少ない部族は手を組み、凄腕の暗殺部族の末裔マサイアス(ザ・ロック)を雇い、メムノンと彼に指示を与える預言者の暗殺を依頼する。ゴモラにある宮殿に潜入したマサイアスはメムノン暗殺には失敗するが、預言者カサンドラ(ケリー・フー)を人質にして砂漠を突き進む。メムノンに支配されたヌビア人の王バルザザール(マイケル・クラーク・ダンカン)の協力を得てマサイアスは叛乱の勢力を集め、長年囚われの身だったカサンドラも彼の味方になる。ふたりはやがて惹かれ合ってゆくが、カサンドラはメムノンとの一騎討ちでマサイアスは命を落とす、と預言する。しかし、“自由に生き、誇り高く死ね!”という一族に受け継がれてきた主義を胸に秘め、マサイアスは叛乱軍と共にゴモラの宮殿に乗り込み、壮絶な戦いを繰り広げる。魔術によって無敵の力を手にしたメムノンとの死闘の末、マサイアスは遂に勝利し、ゴモラの新しい王となるのだった。