「コマンチェロ」のストーリー

ニューオルリンズで違法の決闘をしたリグレット(スチュアート・ホイットマン)は、ミシシッピーの河船でテキサス警備隊の鬼大尉カッター(ジョン・ウェイン)に捕らえられてしまった。カッターはリグレットをともなって荒野を横断、警備隊本部へ急いだが、途中インディアンに焼きはらわれた開拓集落を通過した。リグレットは死体を埋めた後、カッターを殴り倒して逃走した。警備隊本部へ帰ったカッターは、最近のコマンチ・インディアンの暴動は不良白人の強盗団コマンチェロにあるとにらんだ。コマンチェロ団はコマンチ族に武器を密売して私腹をこやしているのだ。やがて武器密売者に姿を変えたカッターは、スイートウォーターの町で再びリグレットにめぐり逢った。リグレットを逮捕してショーフィールドの農場まで来たカッターは、そこでコマンチ族の襲撃を受けたが、リグレットの命をかけた機転で助かった。こうして不思議な友情に結ばれた2人は協力していよいよコマンチェロの巣窟へのりこんだ。最初は銃器密売者として敵の目をあざむくことに成功したが、撃鉄を万一に備えてはずしておいたことから正体を発見され、危うく私刑にかけられそうになった。しかしその瞬間、美しい黒髪の女性に助けられた。彼女はパイラー(イナ・バリン)といってコマンチェロ団の首領の娘だった。彼女はミシシッピーで初めてリグレットを見た時から心に愛を燃やしていたのだ。パイラーに助けられた2人はコマンチェロ団の拳銃を奪うと建物に火をつけインディアンの銃火の中を馬車でつっきった。やがて警備隊が救援に駆けつけ、コマンチェロは全滅した。リグレットとパイラーを残しカッターは新しい任務に馬をすすめるのだった。

今日は映画何の日?

注目記事