「紅色の夢 CRIMSON DREAM」のストーリー

貴子と愛子は、歪んだ愛情で結ばれている姉妹。幼い頃、貴子の腹部にある一筋の傷に魅せられた美大生の愛子は、彼女に対して憧れや嫉妬の入り交じる複雑な感情を抱いており、痛みを知らぬ貴子もまた愛子に対する激しい愛情から彼女を束縛し続けていた。さて、同じゼミの天満や山下教授らと肉体関係を結びながら、やがて新人画家として衝撃的なデビューを果たした愛子。彼女は貴子の指示の下、次々と作品を発表していくが、そんな矢先、ふたりは貴子の恋人で画廊を経営する細川と創作上の意見の対立から大喧嘩となり、貴子が入院する騒動に。しかも、先天性無痛覚症と診断された彼女は、そのまま帰らぬ人となってしまう。そして、ひとり残された愛子は、葬儀の帰り道、姉を亡くした喪失感を埋めるかのように、遺灰の中から拾っておいた姉の骨の一部を口にするのだった。

今日は映画何の日?

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