「zero(2001)」のストーリー

継母・サヨコの死を知り、10年振りに実家に戻って来た菊子は、腹違いの弟・行生と再会し、記憶の底に埋めていた筈の継母殺害計画を思い出す。それは、菊子に対する継母の虐待を見かねた行生から提案されたものだった。雨が降ると滑りやすくなる庭の隅に尖った石を埋め込み、継母がそれに頭を打って死亡するという仕掛け。そして同時に、まだ幼かったふたりはそんなことを話し合いながら、憎悪の対象である母親を介して絆を深めていったのだ。だが当時は成功せず、10年の時を経た今、図らずも継母は計画通り死亡した。自分たちが殺したのだと責める菊子。そんな彼女を癒したい行生。愛を告白することすら出来ないふたりは、ただ雨に打たれるだけであった。

今日は映画何の日?

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