「忘れられぬ人々」のストーリー

復員後、荒れた生活を送っていた木島は、今はひとりつつましく暮らしている老人だ。ある日、戦友・金山の遺族を探していた木島の元に、金山の孫娘・百合子が戦友会に顔を出すという報せが届き、太平洋戦争を共に戦った親友・村田が経営する居酒屋で開かれた戦友会に出席した彼は、彼女に金山の最期を語ってやる。さて同じ頃、百合子の恋人・仁は老人相手の福祉事業を手がける”ユートピア・コーポレーション“という会社に就職していた。ところがその会社は、実は霊感商法を手がける悪徳業者だったのである。その魔手は、妻・静枝が余命幾ばくもないことを告知された村田や、同じく木島たちの戦友・伊藤が一目惚れした生け花教室の先生・小春らを食い物にしていったばかりでなく、小春の仇をとろうとして会社に乗り込んだ伊藤の命までも奪った。そして、そのことを様子のおかしい仁から聞き出した百合子によって知らされた木島は、村田と共に会社に乗り込むと、自らの命を張って社長ら幹部を討つのであった。

今日は映画何の日?

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