「難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTXIV 借金極道」のストーリー

かつてミナミの夜叉竜と呼ばれ、その世界で一目置かれていた福永組組長の福永は、今は弟分だった小杉組組長・小杉から回されるケチな地上げなどのシノギで細々と組を守っていた。そんなある日、兄弟づきあいをしている台湾マフィアのワンリーから、偽造パッキーカードの取引話を持ち込まれた彼は、カムバックを賭けた最後の大勝負に出ることを決意。銀次郎から借金をし、その話に飛びついた。ところが、それは小杉の仕組んだ罠だった。地方ゼネコンの淀川建設と手を結び、大型ショッピングセンター建設に伴う利権を狙う小杉は、裏で永岡社長に接近する倉田組組長を邪魔に思い、福永を借金まみれにして追い込み、その鉄砲玉に使おうとしていたのだ。だが、それを知った銀次郎によって小杉の策略は阻止され、更に淀川建設から地上げの為に福永名義にしていたマンションの立ち退き料をせしめ、まんまと一泡吹かせることに成功するのだった。