「氷に閉ざされて」のストーリー

雪に埋められているニウ・イングランドの小村にベン・ジョルダンは母と寂しい暮らしをしていたが、彼は平凡過ぎるこの地方の生活に厭いていた。ある日友達と酒を飲んで遊んでいるうちに彼は誤って火災を起こしたので捕縛を逃れるために彼は他の町へ逃れてしまった。彼の老母が死んだ晩、彼はジェーン・クロスビーの手紙を見て帰って来た。ジェーンは彼の老母の唯一の慰安者であった頼りなき乙女である。老母の遺言が開かれた時、全財産はジェーンに残されたので、ジョルダン家の人々は失望した。ジェーンは財産を残された時、ベンを温かい心の男にするよう努めて貰いたいとの条件があったので、彼女とて予て彼を憎からず思っていたので、彼女は捕縛に来た役人に頼んでベンを許して貰い、その代わりとして自ら彼の主人として労働の嫌いな彼に労働を課した。ベンは寂しさを忘れるだめに若い従妹のネティーと戯れた。ジェーンは財産をベンに譲ってこの家を去ろうとしたが、その瞬間眠っていたベンの真の心は醒めた。彼とてジェーンを恋していたのであった。かくて2人の仲には楽しい日が恵まれたのである。