「京極夏彦 怪 七人みさき」のストーリー

病死した先代城主の正妻で、天守から身を投じた楓姫、通称“みさき御前”の死から5年。ある城下町で、二年おきに若い娘ばかり七人が惨殺される事件が起きた。既にその年も3人の犠牲者が出ており、領民はこの地に伝わる七人みさきという祟りのせいだと噂していた。七人みさきとは、百年前、淫祠邪教に没頭し、乱心の末に七人の農民に殺されたした城主・川久保弾正の呪いのことで、楓姫の死もその呪いが原因だと言われた。だが、魔除けの札売り・御行の又市と傀儡師・山猫廻しのおぎん、そして偽作者の山岡百介の3人は、現城主・北林弾正の参勤交代の時期と事件発生の年が符合していることから、下手人が弾正ではないかと睨み調査を開始。やがて、複雑に絡まった人間関係の奥に、妾腹の子として生まれた弾正が、当時流行の無惨絵を見立てに、一時の快楽で娘たちを殺害していた事実を突き止めると、彼を成敗するのであった。

今日は映画何の日?

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