「GTO」のストーリー

99年冬、北海日報社会部記者・喜多嶋薫は、今年の夏のある出来事を思い出していた。町興しのテーマパーク・カナダ村の経営に失敗し、今は訪れる人もいない北海道幌比内町。この町にひとりの臨時教師がやってきた。彼の名は鬼塚英吉、人呼んでGTO。北文館学苑2年C組の担任になった鬼塚は、クラスのいじめられっ子の楽の家に居候しながら学苑生活をエンジョイする。そんな鬼塚の前に現れた薫は、鬼塚を全国指名手配中の連続強盗犯だと勘違いし、スクープとばかり執拗に彼を追い回す薫。一方、薫の思惑などまったく知らない鬼塚は、楽が秘かに想いを寄せるクラスメートの綾乃とくっつけてやろうと奮闘(おせっかい?)していた。おころが、町の実力者で理事長の娘である綾乃は学苑一の問題児だった。幼い頃からすべてに置いて特別扱いされて育った綾乃。その中で、彼女は女生徒どうしの嫉妬やうわべだけの友情に苦しみ、心を閉ざして周囲から孤立していた。そんな綾乃に、鬼塚に後押しされた楽が遂に好きだと告白する。綾乃も心を開き、ロンドン留学を止めてクラスに戻ることを決意する。それをきっかけに、バラバラだったクラスもひとつにまとまることができた。ところがその時、強盗犯容疑のかかった鬼塚に、警察の捜査の手が及ぼうとしていた。警官隊に囲まれ、絶体絶命の鬼塚。だが間一髪で本物の犯人が名乗りを上げて、鬼塚の容疑は晴れた。こうして、波乱万丈に満ちた3週間の任期を終えた鬼塚は、町を後にするのであった。

今日は映画何の日?

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