「難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTXIII リストラの代償」のストーリー

3年前、20年勤めた広島のヒロタカ商事をリストラの名目で解雇され、今は大阪で小さな探偵事務所を開いている宇田川。人の好い性格が災いして、何をやってもうまくいかない彼には、萬田金融に多額の借金があった。ある日、銀次郎から借金返済を迫られた宇田川は、会社から未だに退職金をもらっていないことに気づき、広島へと出向く。しかし、会社側はけんもほろろの対応。切羽詰まった宇田川は、アタリ屋となってヒロタカ商事の社長の車に飛び込むも、それがバレてかえって大損をしてしまう。そんな彼を見かねた銀次郎は、宇田川に解雇通告した木村専務が、実は宇田川に「明日から会社に来なくていい」と発言していたことを逆手に取り、宇田川は単に業務命令に従い自宅待機していただけでまだ会社を解雇されていない、とごり押し。みごとにその間の未払い分の給料とボーナス、そして退職金を巻き上げることに成功するのだった。