「ひかりのまち」のストーリー

それぞれの日常生活。カフェのウェイトレス、ナディア(ジム・マッキー)は伝言ダイヤルで恋人を募集中。伝言ダイヤルで知り合った男性と何度か会っているところ。美容師の姉デビー(シャーリー・ヘンダーソン)は別れた夫との間に小学生の息子がいるものの、男遊びを謳歌。この週末息子は元夫と過ごし、サッカー観戦や花火大会に行くことになっている。妹のモリー(モリー・パーカー)は出産を控えている元教師。そして冷えきった関係の3姉妹の両親。母親は隣家の犬の泣き声でノイローゼ気味。夜中に薬を混ぜ込んだえさで犬を殺してしまう。父親は無気力に一日を過ごしているが、ひょんなことから近所の家で楽しい時を過ごす。彼らの唯一の息子は家に愛想を尽かして家出、今や音信不通。そんな中モリーの夫が仕事を辞めたことでケンカをし、家を飛び出してしまう。さらに翌日ナディアの店でモリーを囲んだ帰路、モリーが突如産気づきそのまま病院で出産。3姉妹の両親も病院へ向かう。バイクでロンドンの町をさすらっていたモリーの夫は交通事故に会い、折しも運び込まれた病院で妻子と対面を果たす。一方デビーの息子は一人で出かけた花火大会で金品を巻き上げられ、警察へ。